整形外科病院:急性期病棟の在院日数管理による10対1(急性期4)から7対1(急性期1)への向上
増益:年4,000万円、取り組み期間3か月北陸地方に所在する50床規模の病院
当院は整形外科単科の病院として整形の救急医療・手術医療を担っており、毎月70件ほどの手術を行っています。
昔からの名残で10対1病棟(急性期4)を届け出しておりましたが、看護部は7対1の体制が敷かれており、人件費とのバランスに苦慮しておりました。そこで再検証した際、過去と比較し手術症例が増加していることから、重症度は7対1の基準を超えており、残すは平均在院日数(取り組み当時は7対1は18日以内、10対1は21日以内)のハードルのみとなりましたが、月によっては18日を下回る日も珍しくありませんでした。そこで院内で救急医療の強化と平均在院日数の短縮を目標に掲げ、開始3か月で平均18日を下回り、無事に7対1(急性期1)へと向上できました。
7対1(急性期1)をしばらく維持できれば、いざ在院日数が再び10対1レベルになってしまっても、重症度さえ維持できれば過去の急性期「4」ではなく急性期「2」へ1つだけ下げればいいことも分かり、大幅な減収が起こりづらくなることで、人の採用と設備への投資も叶うようになりました。